子育てを続けていれば避けて通れないのが、「イヤイヤ期」です。2歳頃から4歳頃まで(個人差はありますが)続く子供の拒否や反抗が始まり、『魔の2歳児』などとも呼ばれています。ママ・パパを悩ませる原因となります。イヤイヤ期に理解を深め、対策をしていきましょう。
1. イヤイヤ期の理解
イヤイヤ期とは?
2歳頃から3歳ごろに日常生活の色々な場面で拒否や反抗を示す時期のことです。
第1次反抗期とも言われ、子供の自己主張が強くなって、自分の意思を押し通そうとする時期の事です。
我が家の娘は、2歳の頃から自己主張が強くなり、遊びを切り上げようとしたりすると
嫌がって聞いてくれなくなりました。
2. 穏やかな対応の重要性
イヤイヤ期の親の対処法
イヤイヤ期は、子供が自分でやりたいという好奇心の表れでもあります。
好奇心に寄り添って、したいことをある程度やらせてあげることも対処法の1つです。
1歳の時に比べ2歳になるとできることは増えていきますが、それでもできない事への苛立ちからイライラして「イヤ」と表現するようになります。だからと言っても大人に手伝われることを受け入れない状態となり
かんしゃく(癇癪)を起こす原因となります。
見守る事や褒めるなどにより子供のストレスにならないようにしましょう。
娘の時は、気が済むまで自分でさせていました。できた時には、全力で褒めるようにつとめていました。
大人がイライラするよりも一緒に笑って過ごせることがいいと思います。
出来なくても注意したり怒ったりしない方が子供の自立に繋がると思います。
3. 適切なコミュニケーション
子供の感情・欲求を理解するためのコミュニケーション
- 子供の言っていることに共感する
子供は何もなくイヤと言っているワケではありません。子供なりの理由があります。
大人が取れるコミュニケーションの方法は、イヤがっていることを理解し、共感して寄り添ってあげましょう。何がイヤだったのか聞いてあげましょう。本当は何がしたかったのか少しずつしゃべってくれるかもしれません。
- 自分でやりたい事を優先させる
2歳の子供ができることはまだまだ少ないです。”大人が手伝ったほうが早い”としてしまうと子供のやりたいことを否定することになってしまいます。
子供と一緒に途中まで手伝って、最後の仕上げを子供にさせることで”できた”という達成感や満足感を得ることが出来ます。娘のときは、ママが根気よくできるまで付き合っていました。
- 目でわかるルールを提案する
”あと少し”とか”もうちょっと”などの曖昧な表現で切り上げるのはさけて目で見てわかるルールをもうけ
終わりを一緒に決める事がポイントとなります。
時計を見せて、どこまでかを伝えるようにしましょう。
時計は、まだわからないと思いますので、「長い針がここになるまでね」と伝えるのがポイントですね。
娘の場合は大きくなとルール(約束)と認識しているのか、遊びをやめて片付けをするようになりました。
4. リフレッシュの時間の確保
ママの抱えるストレスが子供に与える影響もあります。
ママのリフレッシュの時間を確保することも大切になってきます。育児を1人で抱え込むとやはりストレスになります。1日の終わりにパパとの会話時間を設けるなどして共有する様にしましょう。
我が家では、娘が生まれてから毎日娘のことを会話するようになりました。娘の様子を写真で送ってくれたり
どこに出かけたなどちょっとしたことでも会話するようになりました。
5. イヤイヤ期のダメな対応
1、「ダメ」で押さえつける
親の言うことに「イヤ」で否定したことを「わがままはダメ」と頭ごなしに押さえつけてしまうと、子供の自己主張や自立心の妨げとなってしまいます。
なぜ「イヤ」なのかをくみ取ってあげるようにしましょう。
2、交換条件を提案する
”お菓子を買うから”とか、”ジュースをあげるから”などで子供が遊んでいることを切り上げさせたりすることはあまりおすすめしません。
子供が萎縮することになり、言いたいことを言わなくなったり我慢するようになってしまう恐れもあります。またママ・パパが交換条件をよく使っているとマネして、集団生活をしていく中で、お友達に対しても交換条件を提示する可能性もあります。「〇〇してくれないと遊ばない」など言い出したりすることにもつながります。
3、感情的に叱る
イヤイヤ期の子供は、自分でやりたいと自主性や自己主張が芽生えてきています。
サポートやヒントといった形で手助けをおこなう事はいいですが、「それはダメって言ってるでしょ!」や「なんでできないの」の様に親の感情で叱ることは禁物です。
なんでできないのかを一緒に考えて解決に導く様にしましょう!
6、まとめ
イヤイヤ期は、「誰でも子供に振り回される時期」だと割り切って考えたほうがいいです。親にもストレスが溜まっていきますし、子供にも影響を及ぼしかねません。
その中で感情的にならずに、子供に寄り添いながら子どもの成長を見守ることが大切となっていきます。怒り過ぎたと感じた時には、素直に謝れば子供も許してくれるはずです。
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